K-SAMA:BROG-i
ご無沙汰しております。
orbitexです。

本日は、納品事例を紹介させていただきます。

今回紹介させていただくのは、三重県K様邸です。

K様との出会いは、住宅展示場にてorbitexのベルギーラグをご覧いただき、
お電話をいただいたことがきっかけでした。



ちなみに、住宅展示場でK様にご覧いただいたラグは、
[BELGIUM RUG MADMENシリーズ 8926 METRO BLACK&WHITE] ↓

METROB&Wラグ-02

METROB&Wラグ-01

METROB&Wラグ-03


お問い合わせをいただいた時には、8926 METRO BLACK&WHITEの他に、
COLUMBUS GOLDとHARLEM CONTRASTも気になるとのお話しでした。

COLUMBUSGOLD

HARLEMCONTRAST

8419 COLUMBUS GOLD

8425 HARLEM CONTRAST


それ以外にも何かオススメがあればとも仰っていただいてたので、
まずはラグを敷く予定のお部屋のお写真と何でもいいので好きな雰囲気のお部屋のお写真を
送っていただくことになりました。

K-SAMAラグ納品事例-01

K-SAMAラグ納品事例-03

K-SAMAラグ納品事例-02

上記のお写真は実際に送っていただいたものです。
お写真をいただいた時の率直な感想は、「ラグ敷いてなくてもとっても素敵。」
選んでいただいているラグ3点、どれも良く合いそうというのが最初の印象でした。

イメージ写真(お好きな雰囲気のお写真)としていただいた画像は載せられなくて残念ですが、
今後取り入れていきたい雰囲気というお言葉と一緒に送っていただきました。
画像に写っていたラグは、キリムのような平織りのラグでとてもカラフルで、
現在のお部屋の雰囲気とまた違った雰囲気のお部屋だったので、
正直、イメージ写真を見ていなかったら候補に挙げていただいている3枚で
打ち合わせをさせていただくことになっていたと思います。
ただ、候補にしていただいた3枚はどれもこれから取り入れていきたい雰囲気から
遠くなりそうだったので、どれだけラグで理想の雰囲気に寄せられるかが課題となりました。


さて、それではK様のお部屋の雰囲気とお好きな雰囲気を教えていただいたので、
ソファの張り地などを確認し、いざ初回提案へ。

まずは、床・ラグ・ソファになるように画像を作って、K様に見ていただきました。

勝手に5色も増やしてお送りしました!笑
k-sama
K様に伺っていたのは、左上から右に3つです。
やはり合います。。
次に右上(JADE OYSTER)と左下(SEA BLUE)は、ダイニングスペースの
アクセントクロスと統一感を出すのも素敵かなと思って私が勝手に入れました。

そして下の段2枚目(KHEDIVE)と3枚目(TOPKAPI)は、この時はまだ未発表モデル。
K様のお好きな雰囲気に寄せていくにはラグはこのくらい攻めた方が逆にまとまると思ったので
かなり無理矢理入れました。
右下の画像(MONTAUK MULTI)は2018年発表したばかりの新作で、KHEDIVEと使用の糸は
ほとんど同じですがもう少しモダンな雰囲気を残せそうだったので入れました。


そして、下のお写真の3色を残していただきました。

画像だけでは、私は全く気が付けなかったのですが、どうやらK様は緑と青がお好き。
ご主人様は黄色と赤がお好き。
ラグを敷く予定のLDKは今後お二人の好みどちらにも合う雰囲気にしていきたいとのことでした。
k-samarug02
Harlem Contrastは上の画像を見て全体図はかなり暗く見えたけど、
アップの画像を見たときに白とグレーの入り方がとても良いと言っていただき、
KHEDIVEの配色はすごく素敵だと思う反面かなり冒険感があると言っていただいていて、
COLUMBUS GOLDはもともと第一候補だったことや今特に黄色を足したいという点で
やはり捨て難いとのことでした。

この率直なご意見、とてもありがたかったです。
どれも悩まれている理由がとてもわかりやすく、納得でした。

そして、3色にまで絞っていただいたので、ラグサンプルをお送りして
実際のお色味を確認していただくことになりました。
↓ご自宅でサンプルを合わせてくださった時の画像です。
k-samarugsample
どれも合いますね。笑
どれも合うのですが、この3枚ラグサイズになるとお部屋の印象はかなり異なるのが
このサイズのサンプルでも良くわかります。
ラグサイズになると全く違う雰囲気のお部屋になりますね。

この時点でK様には2色に絞っていただき、
Columbus GoldとKhedive Multiを残していただきました。
そして翌日…

K様から「Khedive Multiにします。」とご連絡をいただきました。

khedive
正直、ずっと私の中では1番Khedive Multiをオススメしたい。
でも自分の好みを押し付けたくない。かなりの葛藤がありました。笑
また、カラーもですが実はずっと気になっていたことがあって、
1400×2000のサイズでご検討いただいていると伺っていたんですが、
お部屋のお写真を見たらラグのサイズが小さいのではないか?と思っておりまして、
K様に面のもの(新聞紙やブランケットetc…)でラグサイズを
測っていただきたいとお願いしました。
k-samarugsize

1400×2000

1700×2400

↑サイズ確認のお願いをした際に送っていただいた画像です。
当店ではいつもお客様にお願いすることなんですが、こんなに綺麗に敷いてくださって、
お写真まで送っていただいて、この時もK様のお人柄がとても伝わってきました。

試していただいたところ、1700×2400のサイズになりました。
せっかく購入していただいて、思ったより小さかったと言われる前に試していただいて良かったです。


お客様から相談していただければ意見もお伝えできますが、
サイズ測ってきたので大丈夫と言われると、お客様にお任せしてしまうことが多いのですが、
ラグはインテリアの中では珍しくお店で見るよりも持って帰ると小さく感じると言われる
アイテムで、当店でも大き過ぎたと言われたことは不思議と一度もないのですが、
意外に敷いたら小さかった!と言うお話は何度か聞いたことがあります。


ラグのサイズに関して、ラグが大きいと圧迫感が出て部屋が狭く感じるとお思いの方が
多いように感じますが、ラグが小さすぎると居場所が狭く感じる事がよくあります。
ラグの厚みやカラーによっても最適なサイズは変わってきますが、
面のものを合わせてサイズを測っておくと思ってた感じと違う。ラグ小さすぎた。。
という失敗がグッと減ります。
床の出具合や家具とのバランスはメジャーだけではわかりづらいので、
是非皆さんラグを買う前に一度試してみてください!

K様にご注文いただいてから、数ヶ月先に発表予定のモデルだったこともあり、
3ヶ月程お待ちいただくことになり、せっかく決めていただいたのに
なかなか納品ができずにお待たせしてしまいました。

そしてそして、ついに納品させていただき、お写真を送っていただきました。
K-SAMAラグ納品事例-02
ラグ単体で見るとかなり個性的だったラグも、実際合わせてみるとすごく馴染んでいてとっても素敵です。

当店のお客様で、ペットを飼っているのでラグは毎年ホームセンターで買い換えていましたなどというお話や、
他店で今のラグを買ってからペットがラグに寄りつかなくなっちゃって困ってるんですというお話も、
何度も聞いたことがありました。

K様も、ペットを飼っているのでラグの選択肢が狭まると仰っておられていましたが、
このラグの良い所は、土足でも使える耐久性と、万が一何かこぼしたり汚してしまっても不思議と馴染む
ヴィンテージ感のあるデザインを新品でお使いいただけ、配色も含めてとにかくお洒落な所。
ペットを飼っていたって、小さいお子さんがいたって、お洒落を諦めたくないという方に
本当にぴったりだなと改めて思いました。
また、コットン製で肌触りも良く、K様にお送りいただいたお写真でも、
早速フェレットや猫ちゃんがラグに乗ってくれている姿を見れてとても嬉しかったです。

K-SAMAラグ納品事例-01

K-SAMAラグ納品事例-02

Before

After

ラグを敷いていなかった時のお部屋もとっても素敵でしたが、
ラグを敷くとお部屋の雰囲気がまたなんとも良い感じに♪
何よりも、K様にも喜んでいただけて、改めてこんなに幸せなことはないと思いました。
最後に、K様この度は誠に有難う御座いました。
お問い合わせから何ヶ月もの間お付き合いいただき、当店にラグをご用命いただきまして誠に有難う御座います。

K様とは一度もお会いしたことがないと思えないくらい楽しく、一緒にラグ選びをさせていただきました。
私にとって、とても貴重で幸せな時間でした。
また何か、お使いいただく中で気になることなどありましたら、いつでもご連絡くださいませ。

今後とも、orbitexをどうぞ宜しくお願い申し上げます。
orbitexaoyama
こんにちは。
orbitex aoyamaです。


ご挨拶が遅くなってしまいましたが、本年もどうぞ宜しくお願いいたします。

松の内まではショーウィンドウをお正月バージョンにさせていただいておりましたが、
もうすっかりバレンタイン一色になったorbitex aoyamaのショーウィンドウ。
orbitexaoyama-Valentine
今年こそ、諦めようと心に決めていた節分。。笑


2019年も季節感のあるディスプレイで、orbitex aoyamaの前を通る方が
少しでも笑顔になりますように。.*.⭐︎*:。

orbitexaoyama-artgabbeh
こんにちは。
orbitexです。

11/23(金)よりorbitex aoyamaにて開催中の
「ペルシャ絨毯とゾランヴァリアートギャッベ展」ですが、
想像以上に遠方のお客様からお問い合わせが増えております。

そこで、なかなか遠くて行けないけど、一度ラインナップを確認してから来店したいという方の為に、
当店でも一番人気の150巾と170巾の厳選のラインナップをご覧いただきたいと思います。

IMG_4674

art-gabbeh14

art-gabbeh17

art-gabbeh08

1. 236×165

2. 243×173

3. 205×157

4. 216×139

art-gabbeh10

art-gabbeh06

art-gabbeh18

art-gabbeh13

5. 246×170

6. 203×149

7. 198×149

8. 193×152

art-gabbeh20

art-gabbeh04

art-gabbeh16

art-gabbeh23

9. 228×159

10. 198×146

11. 234×167

12. 219×179

art-gabbeh05

art-gabbeh07

art-gabbeh15

art-gabbeh11

13. 235×173

14. 191×150

15. 243×176

16. 233×170

art-gabbeh22

art-gabbeh19

art-gabbeh21

art-gabbeh09

17. 226×172

18. 234×172

19. 237×172

20. 185×148

art-gabbeh01

21. 234×167

1点1点カシュガイ族の女性が心を込めて織り上げるギャッベ絨毯。
出会いの一枚がなかなか見つからないという方、聞いたことはあるけど見たことがないという方も、
見る人々を惹きつけ、使った人を虜にする魔法のじゅうたんです。
この機会に是非、お立ち寄りいただけますと幸いでございます。
「ペルシャ絨毯とゾランヴァリアートギャッベ展」
開催地 : orbitex aoyama
住所 : 東京都渋谷区神宮前2-5-6 アマデウスハウス1B
電話 : 03-3404-5070
営業時間 11:00 ~ 19:00
※会期中に限り火曜日(定休日)も営業しております。
ORDER-RUG
こんにちは。
orbitex aoyamaです。
更新が遅くなってしまいましたが、
以前より、少しでもラグ選びのヒントになればということで始めた
失敗しないラグ選び〜素材編〜ですが、いよいよ本日が最終回です。

前回、前々回は自然素材にスポットを当てて紹介してきましたが、
本日は化学繊維の紹介をしていけたらと思っております。
● POLYURETHANE ●
polyurethane-RUG
皆さん、ポリウレタンという素材をご存知でしょうか。
品質表示をご覧いただくと意外に身の回りにあるポリウレタン。
ポリウレタンは、革に似せた合成皮革を作る際に使われたり、ストレッチの
効いたボトムや、ストッキング、トレーニングウェア等に使われることが多いです。
ポリウレタンの原料は、グリコールとジイソシアネートという化学物質で、
ゴムのような性質を持つ繊維は、化学繊維の中でも珍しいそうです。

ポリウレタンの繊維は、単体で使われるよりも他の繊維と組み合わせて
複合繊維として用いられることが多く、上記に挙げた合成皮革のような質感を
出したい時は上からコーティングとして使われたり、ストレッチ製の製品を
製作する際にはポリウレタンを芯としてその外周にコットンを巻きつけて
糸を作っていくとストレッチ製に優れた加工糸ができます。
フェイクレザーのお洋服やバックなど、品質表示がポリウレタンなことが多いです。
当店でもポリウレタンのラグは、お客様に「革ですか?」と聞かれたりもします。
見た目は確かに、初期の頃なら尚更、本革のような質感に見えます。
ただ、私も経験がありますが、フェイクレザーのジャケットを買ったら、
気が付くと何かジャケットの表面がポロポロしてきたなんて経験ありませんか?
これさえなければなんて思ってしまいますが、天然素材を再現するって、
容易ではないと思いますし、やはり天然素材はすごいと思ってしまいます。

普段のお手入れに関して比べてみると、ポリウレタンは撥水性に優れているので、
水拭きなどが気軽にできて便利ですが、上記のような特有の劣化が始まったり、
物によってはラグ自体が固いものも多く、日本のクリーニング屋さんでは、
乾燥機を通らないなどと言われて断られたこともありました。
その際は、違うお店を見つけることができましたが、
どこでも気軽に出せるものばかりではないんだなと思いました。
絨毯くらいのサイズになってくると本革仕様だとかなり高額になりますので、
ペットを飼ってらっしゃる方や小さなお子さんがいらっしゃる方、
数年でお買い替えを考えてらっしゃる方なら、ポリウレタンでいいという方も
いらっしゃいます。


● POLYAMIDE ●
NYLON
ポリアミドと聞くとあまり馴染みがないようにも感じますが、
NYLON(ナイロン)というと聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。
海外メーカーだけでなく国産のメーカーさんでも、ポリアミド製のラグ、
最近とてもよく見かけます。

ポリアミドは、もともとプラスチックの種類を表すもので、ナイロンはポリアミドの中の1種です。
ただ、アメリカのデュポン社が開発したナイロン6,6は世界初の合成繊維として一気に世の中に
拡まることとなり、一般的にはナイロンという名前の方が耳にする機会が多いように感じます。
繊維の特徴としては、吸湿性が低い為速乾性があり、繊維自体に弾力性があるのでシワになりづらく、
伸縮性も低く型崩れなどもしづらく、お洗濯もし易いので、衣類にもよく使われる素材です。
また、軽いのに丈夫で摩擦にも強いので、自動車のパーツや釣り糸などに使用されています。
「蜘蛛の糸より細く、シルクより美しく、鉄より強い」という言葉で一世を風靡したそうですが、
この謳い文句を考えた方、凄いと思ってしまいました!笑

ポリアミドの原料は石油で、摩耗・摩擦にも強い性質を持ち、
酸性以外であれば耐薬品性にも優れているので、染色もしやすい繊維です。
衣料品として使われることが多いのも納得です。
また、速乾性に優れカビなども起きづらいメリットも持っていますので、
衣料品だけでなくラグの場合にも有難いポイントです。
ただ、気になるのが日焼けというか、黄色っぽい感じに変色したりするので、
ラグの場合は置く場所と選ぶ色には気をつけたいですよね。

それと、ナイロンもやはり天然素材と比べるとやはり化学繊維なので、
静電気は気になるところ。
ラグとなるとゴミ離れ、メンテナンス性が気になります。
● SUMMARY ●
RUG-MATERIAL
いかがでしたでしょうか?
3回に渡り、麻系・ウール・コットン・化学繊維と分けて、
当店で扱っているラグの素材のお話をしてきました。
素材の特徴ももちろん大事ですが、ラグだとどうなの?という疑問が、
少しでも解決されたら良いなと思って書きました。


また、当店で扱っているラグのほとんどは、天然繊維から作られています。
その理由は、ゴミ離れが良いというのと肌に触れるものというのが大きな理由です。
ラグは、防音・防汚・防傷等の目的で使う方も多いですが、
目に見えない空気中の埃を落ち着かせるという役割も果たしますので、
空気中に舞う埃は軽減されますが、その分ラグの掃除は欠かせないのです。
なので、ラグ自体のお手入れがしやすいとお部屋中が常に清潔な状態を
保つことができますし、お掃除の時にも時短になります。
そして、毛足の長いものになると特にわかりやすいのが復元力。
やはり天然素材はすごいの一言です。
個人的には、地球に優しい素材というのも大きな魅力に感じています。
ORDER-RUGS

当店では、一部化学繊維の組成のラグもあるのですが、圧倒的に自然素材の方が人気なので、
ほとんどお見せする機会すらありません。
ですが、せっかくなので今回化学繊維についてもいろいろ調べてみました。
歴史の古い天然素材に比べてまだまだ目紛しい発展を遂げている化学繊維業界。
少し前から防菌・防ダニはよく見かけましたが、それってゴミ離れが悪いから
そんな加工するんでしょって思ってたんですが、先程お話しした静電気などを起き辛いように
加工した化学繊維や、黄変しにくいナイロンなど、想像以上に開発が進んでいました。

ブログを書いているうちに細かいことが気になるようになりましたが、
調べれば調べるほど、最終的に辿り着くのは分子記号で。。
化学繊維と一言で言っても、いろんな繊維や組み合わせ、
比率などによって様々な特徴を持つ繊維ができること、それを研究されている方が
こんなにいるのかと、当たり前のことですが考えもしなかったので本当に驚きました。
ラグに置き換えても、同じポリアミド製でも若干コットン混ぜていたり、
若干ウールを混ぜていたり、逆に少しだけポリアミドを混ぜていたりと、
生産者側の意図によって生成される糸の特徴が著しく異なります。
なので、もし化学繊維のラグの購入をお考えの方がいたら、メーカーになぜその組成にしたのかを
聞いてみると、どんなメリットがあって、作り手の方が何にこだわったのかを感じられると思います。

RUG-01

RUG-02

↑こちらはポリエステル

↑こちらはコットンとポリエステル




化学繊維が良い悪いということではなく、何のどの部分を比べるかによって、その答えは変わります。
これまで、いろいろな素材のお話をさせていただきましたが、何が一番良いというのは、
使う人それぞれなので、この繊維が一番良いですと言い切れないことをお許しください。

ただ、やはり化学繊維の印象は長く使っているとヘタリ等の劣化が出やすいイメージがあるのも事実です。
また、当店でも扱っている天然繊維×化学繊維という組成のラグも出てきて、
無いものを補い合い、より最適な繊維を開発されているメーカーさんも沢山いらっしゃいます。

自然繊維 VS 化学繊維

まだまだ私は自然派ですが、新しい素材などが出てきたら是非調べてご紹介したいと思っています。


あなたは、ラグを選ぶとき何から決めますか?



今回で、素材編は一回締めたいと思いますが、番外編で革等も紹介していけたらと思っております。
本日も最後までお付き合いくださり誠にありがとうございます。
ASA-RUG
こんにちは。
orbitexです。

前回よりラグを選ぶ際の素材のお話をさせていただいておりますが、
前回はウール・シルク・コットンと、天然素材の代表的な3つの素材について、
ラグになった時のメリットとデメリットを個人的な意見も踏まえて書かせていただきました。

今回は、天然素材の中でも麻系の素材に絞って紹介していけたらと思ってます。

● JUTE ●
orbitex.jute-rugs
ジュートは麻の一種で、田麻(シナノキ)科の一種で黄麻やインド麻なんて呼ばれたりもしていますが、
一年草本の茎からとった靭皮繊維です。
穀物なんかを入れる麻袋として使用されているのを見たことがある方も多いかと思いますが、
通気性・吸水性に優れた繊維です。

ラグにもよく使われますが、私達が麻と聞いてすぐに連想するあのチクチクっとした感じがあまりないので、
ご自宅用のラグで麻素材のラグを探されている方はほとんど当店でもJUTEをお選びいただくことが多いです。
麻素材のラグの中では、日本人には一番使い易い印象を持っています。

ジュートは伸度が少ない為、寸法の安定性に優れているので、世界のタフテッドカーペットの
生産量の4分の3は裏地にジュート素材を用いているとも言われています。
想像しただけでもすごい量。
ジュートは、光合成が盛んな植物としても知られていますが、
二酸化炭素の吸収量は平均的な木と比べると約5~6倍にもなると言われています。
また、繊維になるまでの工程で(水分を含む)95%は廃棄物となってしまうわけですが、
それらは、土壌に還元されるという驚きの素材で、ジュート製品は焼却処分しても有害な物質を出さず、
土中に埋めてもバクテリアによって完全分解され地球を汚染しない
地球に優しい素材として世界中から注目されています。
環境問題に興味のある方は、まず選びたくなる素材のようにも思います。

● SISAL ●
orbitex.sisal-rugs
サイザルは、葉脈繊維からなるJUTEと同じ麻の一種ですが、
JUTEと比べると麻特有のチクチクっとした感じがします。
日本の住宅にはちょっと肌触りが強いかなとは思いますが、スリッパ派の方はあまり気にならないようです。
ただ、女性のお友達が遊びに来た時に気になるのがストッキングです。
手で撫でた時にチクチクした感じがすれば大概のストッキングは伝線が怖いので、床座りには気をつけたいですね。
大きめな座布団等を置くか、スリッパを履いてもらってソファやチェアに座ってもらった方が安心かなと思います。

サイザルは硬い性質を持ち、麻ロープ等に使われることが多いですが、
特に水中での腐食に強いので船舶用のロープなんかに使われたりもしています。
ラグ文化の長い諸外国の方達は土足生活の方も多く、ラグとしても大変人気の素材です。

日本でも、オフィスや商業施設等で使用する場合にはこのくらい強い素材の方が良いかなとも思います。
素足と土足とでも違いますが、4.5人の家族で使うのと、不特定多数の方に一日中踏まれ続けるというのは、
ラグにかかる負担は比になりませんので。

怪我をする程硬い訳ではないのですが、小さいお子様のいらっしゃる方やペットを飼ってらっしゃる方、
ラグの上でゴロゴロするのが好きな方は、もう少し柔らかくて肌触りの良い素材を選びたいですね。

● ABAKA ●
orbitex.abaka-rugs
アバカは、マニラ麻なんかとも呼ばれていますが、和名では糸芭蕉とも呼ばれ、
沖縄の伝統工芸として知られる重要指定文化財に指定されている芭蕉布に使われている素材です。
芭蕉布に使用される糸芭蕉は手間隙かけられて、糸になる迄に20程の工程を経て作られるそうですが、
アバカ自体はバショウ科バショウ属のバナナによく似た植物の葉脈繊維からなります。

分類上では麻の一種ではないのですが、見た目は麻と本当によく似た雰囲気です。
製品になると、より麻っぽい表情になるので雰囲気としてはナチュラル・リゾート系の雰囲気を出すのが得意です。
最近、古民家系のホテルやお家の方に麻系のラグを検討される方が、とても多く感じます。
畳だと和に寄りすぎちゃうなという方に、寄り過ぎずに馴染む感じが丁度良いですよね。

個人的な感覚でお話しすると、ABAKAはJUTEとSISALの間のような質感に感じます。
JUTE程柔らかくはないですが、SISAL程チクチクしない印象を持っていますが、
正直メーカーの製法によって同じ素材でも全く違った質感に感じることもありますし、
糸を紡ぐ際の細さや工程によっても仕上がりに大きな差が出るので一概には言えないのですが。。

また、水にも浮くと言われる程の軽さが特徴で、最近はカゴバックなんかにもよく使われているので、
知らなかったけど持っていたという方も多いのではないでしょうか。
● OTHER ●
hemp-rug
上記の3種類以外にも、LINEN(リネン)やRAMY(ラミー)、HEMP(ヘンプ)等、有名な麻素材はまだまだあります。
リネンやラミーは、夏は特に衣料品や寝具用品として人気の素材で、聞いたことのある方非常に多いと思います。
ラグになるとキルトなど、絨毯というよりは布を敷いているように見えるものが多いように思います。

ヘンプも衣料用として使用されていましたが、
古来より神聖な繊維とされ、神社の鈴縄のような神事にしようされてきた素材。

どれも、ラグとしては珍しい素材です。

ヘンプのラグは稀にありますが、染色性には優れているので、お色味も出しやすい素材ではありますが、
あっても希少な繊維なのでとても高価です。


リネン・ラミー・ヘンプに関しては、衣料品としても使用される程、肌触りには期待が持てますが、
皆さんが麻のラグと聞いて思い浮かべるようなテクスチャーのはっきりしたものは少ないように思います。
● 麻ラグまとめ ●

麻にもいろんな種類があるけれど、ラグとして使用されているのはJUTE・SISAL・ABAKAがほとんど。
どれをとっても調湿効果に優れ、暑い夏もさらっと快適にお過ごしいただけますし、
JUTE・SISAL・ABAKAのラグは南国リゾートの雰囲気を醸し出したり、
古民家系の和モダンな空間にも相性が良い物が多い。
個人的にはご家庭用ならJUTEかHEMP、ホテルや商業施設にはSISALがオススメですが、
デザインや仕立ての好みなどでお選びいただくものも変わってくるかと思います。

SISAL-WOOL-RUG
どうしても秋冬に違和感を感じる方も中にはいらっしゃいますので、そういった方には、
麻×ウールのように異素材を組み合わせたラグや、周りの縁だけを違う素材で巻いてみたり、
いろんなことができますので、生活スタイルに合わせてご提案させていただいています。
ラグのこと、どんなことでもご相談いただけますと幸いでございます。
前回から2回にわたり天然素材のラグについてお話をさせていただきましたが、
次回は、化学繊維にスポットを当ててみたいと思います。
引き続き、チェックしていただけたら嬉しいです。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。